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2009年05月11日

明日も笑 40

母の日の週末、本棚の片付けをしていると、ひらっと新聞の切り抜きが落ちてきた。
1月19日の産経新聞の産経抄より・・・


「卵が一番好きなんだ
 いりたまご うでたまご めだまやき 
 おかあさんの匂いがするんだもん
 おかあさんがつくってくれるんだもん ほんとだよ」

サトウハチローは、日本一、いや世界一で一番多くの母の詩を作った詩人といわれている。

作品のなかには、大好物の卵料理のほかにも、
さまざまな「おふくろの味」が散りばめられている。
かるめやき、おこげのおむすび、とんがらしを入れないきんぴらごぼう・・・


「母親の肉じゃがです」
エチオピアで昨年9月に武装集団に誘拐された日本人医師の赤羽桂子さん(32)が、
先週9ヵ月ぶりに帰国した。
到着した空港で「いま食べたいものは?」と聞かれ、
笑顔で答えていた。
監禁中に何度も思い出して、心の中で味わっていたのに違いない。


ニューヨーク市のハドソン川で、不時着事故を起こしたUSエアウェイズ機の搭乗者の、
その日の晩餐の様子を想像してみる。
今や英雄になったチェスリー・サレンバーガー機長と、救助に当たった人達に感謝しつつ、
家族や恋人、友人と「奇跡の生還」を喜びあったに違いない。


アメリカにもそれぞれの家の「おふくろの味」があるはずだ。
そのアメリカで放映されたドキュメンタリー映画
「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」=原題「アブダクション」(拉致)=が、
放送ジャーナリズム分野のピュリツァー賞とされる「デュポン賞」の受賞作品に決まった。


小欄でも紹介したことがあるが、在米のカナダ人夫妻が、
北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの救出活動を懸命に続ける、
父親の滋さんと母親の早紀江さんの姿を追ったものだ。
30年以上も「おふくろの味」から引き離された日本人がいるということを、
世界はもっと知ってほしい。


こんな記事だった。。。


この記事を読んで、しばらくいろいろ考える時間があった。
そんな中、電話が鳴って、現実に戻されると、受話器の向こうから元気な母の声がした。

今現在母は、味覚障害で、味が全くわからなくなってしまった。
美味しいもの食べることと作ることが大好きな母に、なんてことをしてくれるのだ。
でも、そんな母のおふくろの味を、長い年月が忘れさせないでいてくれる。
味覚がわからない母の料理は、今も変わらず美味しいのだ。
家族を想い料理する、母の気持ちが変わらないのであろう。
今からでも遅くない、母の味をしっかり覚えたいと思っている。

めぐみさんも、お母さんの味を、探しながら異国で料理しているのか。。。
早く日本へ帰って来れるように、祈ることしか出来ないのか。。。


投稿者 Melody : 2009年05月11日 08:49

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